昨日、六太をおうちにお迎えした頃の手帳を見て、パピー期のことを思い返していて、去勢手術のことを書いておこうと思いました。
2014年から2015年のお話です。
陰睾丸(停留睾丸)とは正常であれば生後2ヶ月くらいまでに正常な位置におりてくるはずの睾丸がおりてこない状態のことです。
六太の場合は片方だけ陰睾丸で、出会った生後3ヶ月の時点でまだおりてきていない状態でした。
ペットショップ店員さんから聞いた陰睾丸のリスク
六太を家族に迎えることに決め手続きをするときに、ペットショップの店員さんから六太が陰睾丸であることの説明を受け、リスクとしては、去勢手術をしない場合に腫瘍化しやすいということを聞きました。
また、1歳になるまでに降りてくる場合もあるので、1歳までには正常に戻る可能性があることも聞きました。しかし、正常な位置にあったとしても去勢手術をした場合としない場合ではしない方が病気のリスクは高くなるとのことでした。
去勢手術に対する考え方の変化
私の中で、去勢手術は「犬を飼ったら当然するもの」と思っていて、去勢手術をしないという選択肢はなかったので、陰睾丸の説明を受けた時も「とにかく取ってしまえば大丈夫なんですよね?」という確認だけしてあまり深く考えていませんでした。
しかし、いざ犬を飼い始め、六太と一緒に暮らしていると、「本当に去勢していいのかな?」「どこも悪くないのにリスクがある麻酔をして手術する必要あるのかな?」といろいろ葛藤が出てきました。
お散歩で知り合ったワンちゃんたちの大半は去勢しているのですが、中にはやはり「元気やのにわざわざ手術するなんて…」とか、「自然のままにしてあげたいから」という理由で手術していない方もいて、いろんな思いがぐるぐるしていました。
葛藤を抱えながらも手術する方向へ
一般的に去勢手術は生後6ヶ月くらいにするのが良いらしく、遅くとも1歳になるまでにするのが良いとのこと。
手術するべきなのか?という葛藤はずっとありましたが、陰睾丸ならなおさら腫瘍化のリスクも高いと聞いていたこともあり、手術はする方向で獣医さんにも相談していました。
毎月フィラリアの予防薬をもらうため病院に行っていたので、その時に正常な位置におりてきていないかチェックしてもらっていたのですが、生後6ヶ月が近づいた頃もやはりまだ睾丸はおりてきていませんでした。「やっぱり陰睾丸が治れば手術しないままにしようかな…」そんなことも考えましたが、そろそろ手術日を決めていかなければなりません。
陰睾丸のまま手術するということ、とは
自分の中で予定していた生後6ヶ月の頃、手術日を決めるつもりで動物病院に行くと、先生にこう言われました。
「今手術をすると睾丸がどこにあるかわからない状態なので、お腹を開けてすぐ見つかればいいけど、見つからなかったらお腹をグチャグチャして探すことになるのでもうちょっと待ってみてもいいのでは?」と。
えーーー!!聞いてないし衝撃すぎ😱正常な位置になくても獣医さんの技術をもってすればピンポイントで摘出できるものだと思っていました。
お腹を開けてをグチャグチャするって怖すぎる。なかなか見つからず時間がかかるのも怖いし、かといって手術しないと腫瘍化のリスクがあるし。これはもう降りてくることをひたすら願うしかない!という状況でした。
後日談ですが、お散歩でたまに会うワンちゃんが同じく陰睾丸で、おりてこないまま手術したと知り、手術の時のことを聞いてみたら、お腹をグチャグチャされるなんてことはなく、傷口も小さく済んだそうです。
でもやっぱり陰睾丸のままの手術だとお腹を切ることになるので手術後1泊の入院になったようです。
ついに!生後9ヶ月で手術決定
正常な位置におりてきてくれることを願って数ヶ月。
こうしてここをこのように触って…と、降りてきてるかどうかの確認の仕方を教えてもらっていたので、時々確認するもののよくわからずだったのですが、ある日おうちで遊んでいるときに「あれ?これっておりてきてるんじゃない?」な感じに見えた時がありました。
次の病院の時に診てもらおうと思っていたある日、お散歩で病院の前を通るとちょうど先生が出てきました。なので早速先生に報告。するとその場でサッと触ってみてくれて「おりてきてるっぽいですね^^」と。
そして次の病院の時にきっちり診てもらいましたら、完全におりて正常になったわけじゃないけど、わかるところまでおりているのでお腹をグチャグチャすることなく手術できるとのことで一安心。手術は2015年3月12日に決まり、生後9ヶ月での手術となりました。
今日の六太
パパの足の間でまったりリラックスしてます😊