二重フックのすすめ【ナスカン外れ防止】

リードの先についている部分を「ナスカン」というのですが、そのナスカンが突然外れてしまうことがあるのです。「知恵の輪が外れるように」と表現された方がいましたが、まさにそんな感じです。なので今は二重フックにしています。

f:id:shibaxmap:20200502093608j:plain

右のものが二重フックで後から取り付けたもの。左がリードに元々ついている鉄砲ナスカンと呼ばれるものです。

ちなみに当時のリードはこちら↓

f:id:shibaxmap:20200502103513j:plain

緑の部分は輪ゴムで、注文した二重フックが届くまで、応急処置的に輪ゴムを巻き付けてレバー部分を下がりにくくしていました。そして二重フックが届いてからも念のためしばらくそのままにして使っていました。

六太のナスカン外れも突然でした

2016年12月、六太のナスカン外れも突然起こりました。ナスカンに異常があったわけではありません。

朝のお散歩に行くためにマンションを出て、歩き始めてすぐのことでした。

マンションを出てすぐの角のところに空き地があって、そこにあるちょっとした草むらでクンクンしていた六太。満足いくまでクンクンして再び歩き始めた瞬間、首輪からリードが外れたのです！スルッと。

少し先で立ち止まりこっちを振り返る六太。

私の手から垂れ下がったリード。

一瞬何が起こったかわからず、けれどすぐに事態を把握し一気に冷や汗が！

呼び戻しのしつけの大切さを痛感

恥ずかしながら六太は呼び戻しのしつけができていません。

その場所はわりと細い道だけど自転車がよく通る道で、その時もたくさん自転車が通っていました。下手に捕まえようとすると「逃げて大変なことになるかもしれない」と思い、とりあえず普通に歩いてみました。すると六太も歩く。よし、この調子！

ちょっと先の民家の玄関前部分にスペースがあったので勝手ながらそこを借りてかばんからおやつを出し、食べに来たところを捕まえようと思ったのです。しかし、近くに来るけど何かを察しているのか食べてくれません。

何度か繰り返し、焦ってきた私は首輪に手をかけようとしたけど失敗。六太は逃げて行きました。追いかけると逃げる。ちょっと離れては立ち止まり振り返る。こっちが近づくと逃げる。六太としては遊んでる感覚なのでしょう。

怖い顔をしてはいけない、優しいトーンで呼ばないと！と必死だったので、周りから見たら「こんなとこでリード離して何してんねん！」と思われていたかもしれません。

「そっち行ったらダメやで～」「おいで～」など繰り返しながら、なんとか自宅マンションに戻るルートの路地に入ることができました。そこは車が通れない道なので六太の様子を見ながら夫に電話。この日は日曜で夫が家にいたのです。

マンションの駐車場までもう少し！駐車場に入ればなんとかなるやろう！というとこまで来た時、後ろから人が歩いてきて、その人にびっくりした六太は路地沿いにある別の駐車場に入ってしまったのです。その駐車場は向こう側が道路に面しているため、そのまま進んでしまうと車の通る道に出てしまいます。

加害者になるのも被害者になるのも避けなければ！

どうしよう　どうしよう　どうしよう！！

道路に出てしまうのだけは阻止しないと！そう思ったけど、近づいては離れ…を繰り返す六太。そしてついに道路に出てしまったのです。

道路といっても住宅街の中の道路なのでたまに車が通る程度なのですが、六太が事故に遭うかもしれないし、誰かを事故に遭わせてしまうかもしれない。いろんなことがよぎります。

その道路の向こうにお散歩でよく通るとても狭い路地があるのですが、今度はそこに入って行きました。そこを抜ければまた道路。さらに進むとその先にはわりと交通量のある車道に出てしまいます。ここでなんとかしないと！！

すると、向こう側から女性が1人歩いてきました。その路地は本当に狭く、人が二人並んでは通れないような細さです。

「すみませーーん！犬が嫌いでなければその犬を止めてもらえませんかーー？」何度も叫びました。その女性も突然のことに「？？」でしたが、私の声が届き、戸惑いつつも「ほら、あっち行きや～」な手つきを六太にしてくれました。そして六太がこっちに歩いてこようとしたとき、今度は私の背後から人が。道を塞いでいたので、「すみませんっっ」と道を開けようとした瞬間すごい勢いでこっちに走ってくる六太。なんと背後にいたのは夫だったのです。夫に駆け寄った六太を無事捕獲！一件落着でした☆

この後号泣したのは言うまでもありません。こんな怖い思いは二度としたくない。

時間にしたら20分くらいの出来事だったと思うのですが、すごく長く感じました。